安県睢水鎮の民俗行事——「橋踏み祭」
安県睢水鎮の民俗行事——「橋踏み祭」
文/許星
「橋踏み祭」は四川省綿陽市安県睢水鎮で年に一度行われる恒例のイベントで、毎年その日になると、数十万人の老若男女がこの場所にやって来て「橋踏み」をする。この春に楽しむ橋の祭祀は、今日まで既に208年の歴史がある。
盛大な「橋踏み祭」は毎年立春から5回目の戊の日、すなわち春社(「逢社」とも言う)に開催される。この橋は太平橋(「睢水大アーチ橋」とも言う)で、睢水場鎮の西500メートルの虎頭岩のふもとにあり、睢水川を南北に跨いでいる。この橋は清朝嘉慶4年(西暦1799年)に建設され、長さ24メートル、幅7.8メートル、高さ8メートルである。橋の両端には石段が36段ずつあり、その石段の両サイドには石の欄干がある。欄干には獣の座像が刻まれ、欄干と欄干の間に石板がはめ込まれ、石板には花や鳥の浮き彫りが施され、その特有な風格は広く知られている。
「橋踏み祭」は民間で自発的に行われる大規模な民俗社交文化活動であり、参加者は年々増え、年毎に一段と賑わいをみせている。毎年春社の日には、安県や隣接する綿陽市街区、北川県、徳陽市、広漢市、ひいては成都市等から数万人もの人たちが老人や子供の手を携え、「橋踏み祭」への参加を望み、睢水太平橋に殺到する。この行事はすでに四川省西部の民族活動のハイライトとなっている。
その日その場所に行き、橋を踏むことにより、厄払いができ、願い事がかなえられると伝えられているため、皆「橋を踏む」時、橋の上から下に向かってお金や衣服、身の回りの品を投げ、自分の敬虔な心を表すのである。






